彼との出会いは中学3年生の春。
陸上競技では全国出場を目指し、将来医学部に入りたいと高い志を持ち
日々、部活と勉強を励みながら治療に通う若き青年でした。
陸上の大会が一区切りし、受験勉強が本格的に始まる9月。
通院が途切れ、受験勉強に専念するためかな???と思っていた矢先、
運動会練習中に熱中症で倒れ、総合病院へ搬送された。
と親子さんから連絡が入りました。
その後、手足に全く力が入らず、退院できない、と。
必死にリハビリをする動画をお母さんから送っていただき、
変わり果てた姿を目にしました。
この頃の本人の気持ち、ご家族の気持ちを考えると本当に
苦しく、不安な日々だったと思います。
私はすぐさま、ラインでメッセージを送りました。
彼は気丈に
「ありがとうございます。今はこんなんだけど、頑張ってリハビリします」
その後、数ヶ月入院後、何とか松葉杖で歩けるまで回復し、退院。
退院直後、接骨院に挨拶へ来てくれました。
退院ができて嬉しい気持ちでいっぱいだったと思いますが、
まともにスポーツはおろか学校へ登校することもできない
状態でした。
彼の人生の目標を思い出すと、忸怩たる思いで私は彼と
久しぶりの対面をいたしました。
私の思いと裏腹に、彼は暗い表情一つ見せず、明るく接してくれ、
何か逆に元気をもらったような気がしました。
その後、私たちに何かできることはないか?と
彼の新たな目標が「パラリンピックに出場すること」
ということで、スポーツ経験者の施術スタッフが
訪問施術を開始。
少しずつ、身体の動きも改善され、パラスポーツができるまでに
回復。昨年の11月に座位砲丸投げで見事、日本新記録を樹立した。
ということで、報告に来てくれました。
彼にとっても、家族にとっても、私たちにとっても
まさに青天の霹靂で、あっという間の1年間でしたが、
どんな状況になっても、前を向いて目標に向かって
毎日精一杯生きることの大切さを患者様から教えていただき
心の嬉し涙が流れた記念写真を皆さまにも共有させていただきたいと
思い、エピソードとさせていただきました。
彼が今後どんな活躍を見せるか?楽しみとともに
皆様も是非応援をよろしくお願いいたします。
